176_原理7

前回 ( 175_原理6 - おぶなより2 ) の続き。

実は、前回から書きはじめた内容は、 ( おぶなより ) をはじめてから、ずっと個人的には懸案事項だった。

かすかに触れたことはあるのだが、はっきりと書くのをためらっていた。

だから、ずっと書かずにいた。

もしかしたら、前回の内容からある程度予想できた方もおられるかもしれない。

それは、「引き寄せの法則」に対して否定的な内容を書くことである。

五井先生の本から学んだことを自分なりに勝手に敷衍・拡張して、いろいろと書いてきたが、その霊的に正当なあり方、正しいあり方から考えると、「引き寄せの法則」(以下は括弧書きを外して単に引き寄せと略す)を完全に肯定する訳にはいかなくなってしまうからだ。

頭の中で素直に理屈で考えると、どうしても否定的にならざるを得ない。

しかし、世の中には引き寄せが一般的に流布されているかのように見える。

「 願いを叶える 」や「 思考は現実化する 」を話題にする人達をはじめとして、マーフィーの法則のように人間の潜在意識を活用して、自らの人生を思うがままに運ぶことに肯定的な書籍やブログや動画がたくさんあるからだ。

私は小心者なので、こうした一般的な引き寄せを無意識に肯定的にとらえているであろう人達に、真っ向から異を唱えるようなことはしたくない。

だから、今まで書くのを実質的に保留してきた。

それに、自分としても、やはり、引き寄せは使いたい。

防げなくても、やむを得なくても、病気のさらなる悪化を少しでも防ぎたいし、これ以上、精神をも含めたつらさや不調を耐えるのは正直嫌だからだ。

そんな訳で、とてもではないが、妙好人、中でも、源左さんや才市さんや宇右衛門さんのような、素晴らしくみ仏(神様)に素直な信仰者にはなれない。

だから、いつ引き寄せを使うかもわからない。

そんなみっともなく、情けない境地ではあるが、やはり、考えられることは書いておくことにする。

大したことは書けないが、とりあえず、書きたくなったら、随時、気ままに触れていく。

今回は前置きが長くなってしまったのでここでまた区切る。

ご了承頂きたい。