前回 ( 046_矛盾 - おぶなより2 ) の GG佐藤さんの話で思い出したんだけど。
硬球を扱った経験のある人ならわかると思うけど、速い球と強い打球は本当に怖いんですよ。
無茶苦茶怖い。
上手く捕れずに、体に当てるとものすごく痛いし、まるで鉄の球みたいなものだから。
速い球は、本当に多少浮き上がるような錯覚を覚えるし、ワンバン捕るのも容易じゃない。
グローブがあっても、軟球とは痛さがまるっきり違う。
完全に別物。
シューと音を立てるように向かってくる球や、地を這うようにものすごいスピードでくるゴロは本当に怖い。
芝や土のグランドだとイレギュラーがあるし、かといって人工芝の打球の速さは半端じゃない。
大体 135 km から 140 kmくらいの速さの球で、セカンドでキャッチャーからの送球を受けてみても、大袈裟にいうとキーンという感じで糸をひくように球が飛んでくる。
130 km 台でもかなり速いですよ。
だから、プロ野球でやっている人達は、本当に雲の上のような人達なんだな、と思う。
硬球は使い古したり、濡れたりすると滑るし、痛いし、やっている人は本当にすごいと思う。
それを踏まえると、あの GG佐藤さんの話は、松阪選手やズレータ選手や涌井選手が、いかにすごかったか、というシリアスな話になるんだけど、GG佐藤さんの話術にかかると、明るく笑い飛ばせてしまえるんですね。
久しぶりにたくさん笑わせて頂いてありがたかったです。