050_渡り3

極端なことを言えば、世の中を真に思い通りに良くすることができるのは、悪の心を取り除いた元祖魔人ブウ(界王神達を吸収していない元々の小柄な魔人ブウ)のような者しかいないとしたが、実はこれだけでは足りない。

彼(?)のような生物(?)は架空の存在であり、そもそも調達(?)すること自体が不可能だ。

そして、仮に調達(?)できたとしても、言うことを聞いてもらえず、協力してくれるかどうかはわからないし、協力してくれるとしても、この世でのすべて想いと行いを矯正すべく、その償いをさせるに当たって必要となる想いと行いの点数簿となる成績表、つまり、あらゆる人に対しての閻魔帳が必要となる(過去世までさかのぼるとキリがなくなるのでとりあえずは今生のみとしても)。

次に、因縁因果の清算が済んだ後に、社会の再構築をするための青写真も必須となる。

加えて、そのために必要な人員の適材適所の配置などやらなければならないことには枚挙にいとまがない。

つまり、実質的には、世直しやその後の社会の再構築の実現の可能性がまったくない、ということ。

じゃあ、どうすればいいのか?

そこで、神様という存在の可能性を 3 つに分けて考えて前に ( おぶなより ) で書いた。

まあ、私としては、神様を信じる以上、祈り一念でやっていくしか、やりようがない、と考える訳です。

これでダメなら仕方ないな、と思いますね。

ましてや、唯物論でのその場限りの場当たり的な善悪の判断で、やいのやいのやっているだけでは、まったくお話にならないですよ。

まあ、世の中をよくよく見ると一縷の望みはないことはないので、あまり否定的なことは書かない方がよさそうだ。