211_正誤表(漢字の読み)

数年前からユーチューブを視るようになって、特にここ 2 年以内で「明らかな漢字の読み間違いだな」とすぐに気づいたものや、はじめは間違った読みなので、聞いていても何を言っているのかわからなかったが、改めて聞き返してみて、前後の文脈からこうした漢字の読み間違いだろう、と判断できた事例をいくつか挙げておく。

ただし、アニメキャラ対談風のゆっくり系のような一部のVtuber(バーチャルYouTuber)に見られる、テキスト読み上げを AI に丸投げしたことによると思われる、小中学生でもしないような初歩的な漢字の読み間違いは取り上げていない。

そうした、読み間違いは著しく程度が低く、論外だからだ。

従って、以下に挙げる例は、あくまでも AI ではない、生身の人間(わざわざ生身の人間だなどと断らざるを得ないのも厄介な世の中だが)のユーチューブ上で聞いた読み間違いの事例である。

(正)声高(こわだか)
(誤)こえだか

(正)市井(しせい)
(誤)いちい

(正)断捨離(だんしゃり)
(誤)だんじゃり

(正)右脳(うのう)
(誤)みぎのう

(正)古今東西(ここんとうざい)
(誤)こきんとうざい

(正)半生(はんせい)
(誤)はんしょう

(正)一斉(いっせい)
(誤)いっさい

(正)生老病死(しょうろうびょうし)
(誤)せいろうびょうし

(正)ご利益(ごりやく)
(誤)ごりえき

(正)念力(ねんりき)
(誤)ねんりょく

(正)机上の空論(きじょうのくうろん)
(誤)たくじょうのくうろん

(正)定石(じょうせき)
(誤)ていせき

(正)怪文書(かいぶんしょ)
(誤)かいもんじょ

(正)違って(ちがって)
(誤)ちがくて
(*)この「違くて」は、「漢字の読み」そのものではないが、最近、老若男女を問わず、日本人にも使う人が多いし、日本語に堪能な外国人ユーチューバーさんにも多く見られる。

しかしながら、この「違くて」という言葉(表現)は個人的には日本語として間違っているとしか思えない。

細かい理由づけは省くが、とりあえず、ここに挙げておく。