026_継続?

カメラや車や家電製品。

こうした製品に関して評価記事を載せている雑誌が廃刊になったり、値上げしたりと、だいぶ変化があったようだけれど、ここ最近はインターネットやユーチューブでの情報発信も豊富にあるから、雑誌が前ほどの存在感をなくしてしまうのも、致し方ないことなのかもしれないな。

ただ、やはり、媒体であるだけに、同じような傾向がネット主流(?)の時代になってもいまだにあるのかもしれない、と勝手に思っている。

雑誌では、製品の販売トップの企業の製品になると、さすがはトヨタ、さすがはキャノンという、試用評価や試乗評価をよく見かけて、見るたびにウンザリとしていた。

パソコン雑誌でもあったな。

業界第二位の CPU 製造企業である AMD をある程度持ち上げて、ベンチマークテスト(性能の評価テストのこと)での対決見せ場を多少は作りながら、結論は、必ず業界第一位の企業のインテルが一番という結論にするのも、よく見たな。

いや、むしろそのための雑誌、そのための記事なんじゃないか、という感じのものがあった。これにも、やはり、ウンザリしていた(まあ、次こそは伯仲か、逆転を、と夢見ながら(?)買って読んでたこっちが愚かしかったんだけどね。だから、あ、またか、どうせ結果はあらかじめ決まっているんでしょ、と途中からこの雑誌は買うのをやめたよ)。

確かに、業界第一位の企業には、かなりの信頼性があり、製品も高性能なのかもしれないが、せっかく競合企業があり、それなりに尽力しているだろうに、もう少しは競争企業に忖度(?)して、競争を盛り上げてくれよ、と言いたいような決まり切った評価記事がいくつかあったのを覚えている。

個人的な独断と偏見だが、これが、今のユーチューブでもあるな、と感じたものがあった。

ある人のさるミニバンに対する評価が、はっきり言ってボロボロになされていた。もちろん、言葉遣いや言い方が口汚いということはなく、きちんと評論している形はとっている。

しかし、基本設計が古めとはいえ、これ評価がちょっと悪過ぎるんじゃないの? と思ったので、上がっている他の人のその車の評価もいくつか見てみた。

そうすると、設計が古めなのは仕方ないにしても、それなりのよさはあり、また、工業製品だけにあり、組み立ての精度が上がったのか、良くなった点を指摘していた動画さえも見受けられた。

何せ、ユーチューブは評価記事だけなのとは違い、実際の走行映像があるからね。その低評価の動画では、揺れがはっきりわかるように短く強調して出ていたのが印象的だった。他の動画では明らかになかった映像だった。

そんな訳で、もしや、と思い、その人のその車の他のメーカーの競合ミニバンの評価をみると真逆。それはミニバン以外の他の車種でもかなり高い評価が多い。

さらに、その人の低評価を下したメーカーのこれならそこそこの評価だろうという他の車種まで、やはり低かった。いくつか見たが、すべてだった。他のメーカーに比べてきわめて低いのだ。

まあ、あくまでも、その人の感性か、傾向なだけなのかもしれないが、あまり、いい感じはしなかったな。

特定のメーカーの製品だけ(?)評価が低いというのは。

何だか、雑誌の評価にあった、さすがは◯◯◯の逆パターンみたいで。

その人の評価は、かなり微に入り細に入り詳細だが、そのメーカーの製品については、これは無難に通過するかなと思うと、必ずや(?)その他の細かい欠点が次から次へあげつらわれて、低評価に落ち着くものばかり(?)。

そんな感じで、どうせこのメーカーの製品はダメという結論なんでしょ、とあらかじめ答えが見えてしまったからだ。

まあ、あくまでも個人的な独断と偏見に過ぎないけどね。