072_話13(判定テスト)

(マスクをしていた)様子見状態(?)から(マスクを外して)判定テスト(?)をクリアしたなと思えてもまったく意味をなさない場合がある。

視線が合わずにいても、思わずこぼれるような笑顔や、嬉しさがあふれ出そうな笑顔をしていたら、とりあえずはその女性独自の判定テストの基準値(合格ライン)をパスしたとみなしてもいいだろうな(趣はちょっと異なるかもしれないが、思わず出るニヤケ顔もこれに含まれると思っても差し支えないだろう)。

ああ、この女性の持つ判定テストの基準値は、とりあえずクリアすることができた(=この女性の試験(判定テスト)の合格点は満たす(or 突破する)ことができた)んだな、と。

しかし、判定テストじゃあるまいし、変な話だよな。

まるで、面接官が(に)採点してる(されている)みたいじゃないか。

まあ、こと女性に限らない。

ことほど左様に、人は皆、老若男女を問わず、誰しもが注視する(または接する)相手の容姿を瞬時に判断して採点している、すなわち、接する相手の容姿に点数をつけて評価していると言えるだろう。(*1)(*2)

老若男女を問わず、誰だって面接官なのさ。

特段意識して判定しなくったって、頭の中で判定しちゃってるの。

その場のほんの一瞬で。

ただ、その心の内をあからさまにする人としない人の違いがあるだけで。

特別な求道で、人間の外見ではない、中身の魂の美しさをみる人以外は、みんなそうでしょ。

つまり、ほとんどすべての人は、人間の外見しか見ていない、面接官の側面を持ってるのよ。

ただ、その内面の判定をあからさまに表に出す人と、出さない人がいるというだけなのよ。(*3)

まあ、大抵の人はよほどのことがない限り、あからさまには出さないけどね(例外は、本人の意識的な身体の制御ができずに、思わずパニクり&テンパり反応を出してしまう女性)。

女性にはあからさまに出す人は少ないが、表情や視線を観察すると、ある程度の判別は可能だ。

中でも、視線が合ったり、見られたことを感知すると、あわてて真顔に戻す人がいるから、視線が合っていない状態での表情(←これに本音が出ている)がポイント。(*4)

おそらく、プライドが高くて(?)自分からは折れたくないんだろう。

しかし、それがまったく実利に結びつかない、意味をなさなかったら、これはただひたすら空しいだけですよ。

ああ、また・・・、という感じ。

承認欲求の鬼みたいなところがあるのかな。

承認欲求を満たして、それを養分にすることが、大好きな性癖があるんだね。

来るべき本命に備えて。

マミ先生の言っていた、養分の吸収ってのは、おそらくこのことなんだろうな。

ここが男性とはまったく違うところ。

やはり、病争貧苦という身をもっての魂の学習がないと、ダメなのかねえ。

そうしたことがないと、霊性のれの字も考えることがない。

霊性の開発なんて、聞いたこともないのだろう。

もちろん、祈り(=自らが神様の命を生きていることの宣言)について考えることも、まったくもって、ないんだろうな。

唯物論と承認欲求の権化。

やはり、「自分が世界」なんだな。

まあ、例外的な人も、無論いるだろうけど、こういう人がかなり多そうですね、女性には。(*5)

~~~~~

(*1)誰しもが、他人と相対した時に、意識的にしろ、無意識的にしろ、必ず(オーラ=まとう雰囲気)を含めたこの採点を行っている。

遠くから眺めている時もそうだ。

その人を認識して、識別した時点で、瞬時に、電光石火のようにして一瞬の判断を行っている。

これをしない人はいない。

もうほとんど無意識で瞬時に行っている。

普通の人は、他心通などの能力がないから、どうしても、外面ばかりを見てしまいがちになることも遠因としてはあるのかもしれないな。

(*2)だから、お偉いとされるフェミニストの女性(上野千鶴子さん。東大名誉教授)が、イケメンは言語化(?)は可で、美人の言語化(?)は不可などとする話は、健康の本当のありがたみをわかっていないことも含めて、罰当たりもはなはだしく、くっだらない話に思えて仕方がないんだ。

ついでにいうと、この人は、外国に戦いの最前線にある程度の免罪を条件に、罪人が出ることがあったこと(従って、このような人間が戦地で、敵地で、どのような行状に及ぶか)も、まるでご存知ないようだ。

(*3)「わあー、カッコいい」とか、「せっかくいい顔してるのに(女医さん)」とか、(別の話や身体の部位に絡めて間接的ながら=要は婉曲的な形で)「幸せ」とか、「素敵です」などと、面と向かって直接言う女性(それぞれ、無関係なまったくの別人)もいるにはいたが、あくまでも少数派だろう。(*3ー1)

内面(心)では思っていても、みなまでは言わない女性の方が圧倒的に多いと思われる。

移動など(理由は聞かなかったので移動なのか辞めるのかはわからない)でいなくなる時も、私が離れていってもいいのですか、というようなきわめて間接的=婉曲的な形をとる。

気づいて欲しいと近場に出没(?)するのもそうだけど、本当に婉曲的。

こうしたものを見てくると、女性は基本的には受け身のように思えて仕方がない。

やはり、男性よりも体力・腕力で劣ること、妊娠と出産のことがあるから、慎重にならざるを得ず、積極的になることができないのかもしれないな。

万が一、相手の男性に拒絶された時の精神的な痛手を避けたい意味合いも含めてね。

(*3ー1)女性の好意の表し方が、回りくどいというのは、こういうこと。

デートではない(泣)、まったくの初対面(偶然含む)の一対一か、まわりの目をほぼ無視できる実質的に「一対一(二人きり)」に近い状況下で、面と向かっている場合に、「カッコいい」とか、「いい顔してる」なんて女性の方から直接に言ってくるのは超まれ(見ず知らずの女子や、見ず知らずの子供(男女とも)に「カッコいい」と言われた時には、まわりに何人かの(赤の他)人がいた。大体数人といった感じで、それら全部は、もう数年前や昔(学生時代)のことなので、正確な人数は覚えていない。すぐにその場を立ち去ってしまったし、人数を一々正確に数えたりしなかったから。だいたい、パッと見で数人といった感じ)。

一対一で向き合わざるを得ない場合は、特にそうなる(この場合は女性が本来持つ婉曲さ、回りくどさがあらわれやすい。むしろ、同性(女性)の友人などまわりに複数誰かいたりする時の方がこうしたことは言いやすいようだ( ( 076_話17(販売員さん) - おぶなより2 ) で書いたデパ地下の沈菜館の二人組の販売員さんのケースなどがその例。もっとも彼女達は外国人(韓国人)だったが)。仲間を巻き込む(?)ようにして、必ずしも自分だけの好意的な評価ではない、とはぐらかすことで、一対一で直に向き合うような場合の好意的な評価を直接的に言うことの難しさを、ごまかしたり、茶化したりする形にして冗談っぽく言うようにしているみたいだな)。

だから、ほぼ一対一に近い場合には、一歩引いた回りくどい形で、
(私は今、あなたのような容姿(顔?)の男性とこうしてテーブルをはさんだ近くの差し向かいで、面と向かっているから)「幸せ」とか、
私の顔以外の身体の一部=腕をほめつつ(=顔以外の身体の部位=腕にかこつけて)、うれしそうな顔をして私の目を見ながら、(あなたのような容姿(顔?)の男性は)「素敵です」、
などと言うんだね(残念ながら、これら二つもデートではない(泣)。それなりの用(彼女達のれっきとしたお仕事。もちろんキャバクラや風俗ではない)があって対面の形になったもの。もちろん初対面。なお、カッコ内は私の意訳)。

これが逆の立場だったら、つまり、俺だったら図々しいから、臆面もなくこう言うよ。

「あなたのような美しい(かわいい)女性とこうしてテーブルをはさんだ差し向かいで、近くで顔をよく見ながら話せて、俺は本当に幸せだよ」

とか、

「あなたは素敵な(綺麗な?)手をしているね、でもそれだけじゃなくて、あなたご自身が本当にきれいで(かわいくて)素敵な女性だと思うよ」と。

俺が考えたこれらの単刀直入なセリフと、彼女達が言ったセリフとを比べてみると、彼女達のようなかなり恋愛に積極的な女性でさえ、決して男(俺)のようなあからさまな言い方はしないで、いかに間接的にほのめかすような言い方をしている(=婉曲的な言い方をしている)のかが、よくわかる。

しかも、こういうかなり恋愛に積極的(?)な人達でさえも、女性の中ではきわめて少数派。(*3ー1ー1)

それが女性としての性(さが)。

だから、女性はどんなに恋愛に積極的になっても、その本質は、あくまでも受け身であり、婉曲的な態度をとるようになっていると解釈せざるを得ないんだよな(承認欲求にかこつけて肉欲の権化のようになっている貞操観念が崩壊している(=極度にタガが外れているようなヤリマンの)女性は除く)。

まあ、もしかしたら、俺がチャラ系やオラオラ系ではなく、おとなしくて真面目そうに見えた(?)から、遠慮気味だったのか、または、それなりの敬意を払ってくれたのかもしれないけどね(まあ、そんなこと間違ってもあり得ないか・・・)。

似たようなケースで、相手がチャラ系やオラオラ系の男だったら、彼女達がどのように対処するのかは俺には想像もつかないし、まったくわからない。

これは、よほどの女性経験を積んだ女性心理に詳しい男達か、彼女達に直接聞かないとわからないな(つまり俺には永遠にわからない。残念)。

(*3ー1ー1)ちなみに、彼女達は、それぞれ、水商売やキャバクラや風俗とは無縁の、かなりの安定した高給取りと思われる職種の人達だった。

彼女達はさしあたり生活には不安がないから、余裕を持って恋愛ゲームを軽々と楽しめる人達だったのかもしれないな。

まあ、よくわからないが。

(*4)うれしそうな顔を慌ててすまし顔に戻しても、戻す時間が足りずに、その余韻がわずかに残っていて、わかってしまうことがある(ご本人にバレてる自覚があるのかどうかわからないが)。

あと、もう一つは、こっちが視線を向けようとする時に、見ていたことがバレないように、あわてて顔を背けるのもある。

ただ、これも余韻があって、いかにもあわてて顔を背けました(顔の向きを変えました)とわかる場合があるんだよね。

まあ、とにかく。

どんなに空しくても何でもかんでも(?)、世界平和の祈りただ一筋に、縁のあった女性を、あえてかかわりを持たずに、黙って祈りで送り出してあげること。

ただ、それしかないな。

(*5)だからこそ、本当は、女性にこそ霊性の開発をしてほしいんですけどね。