155_呼称

・女子~じょし~①娘。女の子。女児。
②女性。(←→男子)

・女性~じょせい~おんな。普通、成人の女子。婦人。←→男性。
(参考)明治時代以降用いられた。古くは「にょしょう」。

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「 女子 」と「 女性 」という、呼称について。

以前、「 高身長女性さんへ 」と題して、 3 つの文章を書いた( 092_高身長女性さんへー1 - おぶなより2 ) 、 ( [ 093_高身長女性さんへー2 - おぶなより2] ) 、 ( 094_高身長女性さんへー3 - おぶなより2 ) )。

そこでは、ネットで時々見かけた、「 高身長女子 」という言葉は使わずに、「 高身長女性 」という言葉を使った。

上記の「 女子 」と「 女性 」言葉の意味を見ればわかるように、「 女子 」という呼称を使うのは、やはり、学生までが適切だと思える。

以前書いたが、女性は男性に比べて、何かと注目を集めやすいし、優遇されやすい。

例えば、動画。

女性という属性のためか、この内容で、こんなとんでもない凄い何百万もの再生回数が稼げるものなの?という、再生回数が爆発的なものがいくつもある(ほとんど見てない。見たのはショートの 2 つだけ。すみません)。

こうした動画を、同じようにして男性が配信したとしても、おそらく、まったくと言っていいほどに、再生回数を稼ぐことはできないだろう。

アイドルが水着などになって売り出すやり方にしても、おそらく女性だけが享受できる特権。

残念(?)なことに、男性は絶対と言っていいほどに、こうしたやり方はできないし、主流にはなれない。

女性のような、こんな性別ゆえの特別な役得(?)はない。

たまには写真集などもあっただろうが、ごく例外的な存在だろう。

女性の数の膨大さとは比較にもならない。

何という不公平。

女性の場合は、その外見や身体を使って一発当てれば、かなり手短に、稼げたり、有名になる可能性があるのに、男性にはない(もちろん、それなりの犠牲を払う危険もあるが)。

女性は、それなりに仕上げの努力は必要だとしても、そのほとんどを、女性という身体だけ、いわば、生まれつきの素材だけで、勝負を賭けることができている訳。

男性は、こうしたことは稀で、基本的には、コツコツと地道に叩き上げていくしかない。

何という格差。

恋愛についても、女性自身が基本的・本質的に受け身ということもあるけれど、女性の方が引く手あまたで、少しでも積極的になれば、恋人が作りやすい。

おまけに、エスコートだの、何だのと、西洋かぶれの文化(?)のせいで、男性が下手(したて)について、下手(へた)をすると、男性が下座(げざ)することも当然と考えているのではないか、と思える女性も多い。

体力や腕力は男性に劣るけれど、こうしていろいろと優遇されていて、恵まれている要素がはなはだ多い。

恋愛面でも、したたかで、ずるい(ごめんなさい)し、痛手からの回復も早い。

まあ、母性愛をも含めた、女性の外見上の生得的な美しさは、神様が女性に担わせた、生理・妊娠・出産・幼少期の子育ての大変さに対する、あらかじめの労(ねぎら)いなのかもしれないけれど。

とにかく、男性に比べて、明らかに優位で、これほどまでに格差があり、不公平な側面があることだけは、確かだ(その代わり、男は権力をふるって威張るじゃないの、と言われるかもしれないが)。

これだけ、優位な側面があるからには、いつまでも、乙女心や恋に焦がれる心があるのは確かだから女子と言われたいのもわかるような気がするけど、やはり、学生を過ぎたら、女性とすべきだ、と思ったのでね。

いつまでも、蝶よ、花よ、と大事にされる、世界の中心でいる気分なのは、違うのではないかと。

内面はともかく、少なくとも対外的・表向きは、女性としての矜持を保つようにしてほしい。

だから、「高身長女子さん」とは書かずに、「高身長女性さん」と書いた訳なの。